名古屋で実家を片付けるなら|2026年10月1日から粗大ごみの線引きと料金が変わる。許可業者は「どこから頼めるか」で選ぶ
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名古屋の実家を片付けることになった。そう思って業者を探し始める前に、日付を確かめてください。名古屋市は2026年10月1日から、粗大ごみの線引きと料金を変えます。「30センチ角を超えるもの」だった粗大ごみの基準が、「容量45リットルの指定袋に入らないもの」に変わり、処理手数料も品目別の新しい額になります。自己搬入の手数料も上がります。この記事は、名古屋市の資料から、変更の中身と、許可業者の選び方をまとめます。
- 2026年10月1日から、粗大ごみの対象が「容量45リットルの指定袋に入らないもの」に変わります。9月までは「30センチ角を超えるもの」です。袋に入れば、可燃ごみ・不燃ごみ・プラスチック資源で出せます(袋の口がしっかり結べることが条件)
- 自己搬入の手数料は、10kgごと200円から270円になります。100kgなら2,000円が2,700円です
- 業者に頼むときは、市の許可業者リストの対応区分を見ます。「室内整理から」「室内からの搬出から」「ごみ置き場からの運搬のみ」で分かれていて、依頼には一時多量ごみ等処理申込書が要ります

片付けの全体の順番と、書類を先に抜く理由は実家の残置物は誰が片づけるのか|解体業者に任せられない理由にまとめています。東京23区は東京で実家を片付けるなら|家庭のごみを集めるのは「区」。23区の臨時ごみ、ごみ屋敷の条例と支援、業者に頼む前に聞くこと、大阪市は大阪で実家を片付けるなら|自分で運べば1トン9,000円。粗大ごみ・自己搬入・許可業者271社の使い分けに書きました。
2026年10月1日から、粗大ごみの線引きが変わる
名古屋市は、家庭から出る粗大ごみの対象を「容量45リットルの指定袋に入らないもの」に変更します。市は「より分かりやすくするため」と説明しています。2026年9月までは「30センチメートル角を超えるもの」が粗大ごみでした。
- 袋に入るもの… 可燃ごみ・不燃ごみ・プラスチック資源として、通常の収集に出せます
- 袋の口がしっかり結べない場合… 粗大ごみです。ガムテープで止めている、袋を2枚使って上から覆っている、といった出し方は認められません
- 例外品があります… かさ、じょうろ、ちりとり、火ばさみ、フライパン、ほうき、まな板は、袋に入らなくても粗大ごみになりません(品目ごとに可燃・不燃・プラ資源に分かれます)
逆に、袋に入っても粗大ごみとして申し込むものがあります。コンクリートブロック(1回に2個まで)、レンガ(5個まで)、瓦(5枚まで)、コンクリート製の物干し台(2個まで)は、工場での処理が難しいため、粗大ごみ受付センターに申し込み、受付番号を書いた紙を貼って出します。この4品目は収集手数料がかかりません。
実家の片付けでは、この変更が効きます。小さめの棚や座椅子、収納ケースなど「30センチは超えるけれど45リットルの袋には入る」物は、10月以降なら通常のごみとして出せます。急いでいないなら、10月を待ってから量を見直す価値があります。

自己搬入は10kgごと270円に。粗大ごみの手数料も改定
自分で処理施設へ運ぶ「自己搬入」の手数料は、10キログラムまでごとに200円でしたが、2026年10月1日から270円になります。100kgなら2,000円が2,700円、500kgなら1万円が1万3,500円です。支払いは現金のみで、クレジットカードや電子マネーは使えません。ほかの市では、横浜市が焼却工場への持込みで1キロ13円(横浜で実家を片付けるなら|燃やすごみは自分で運べば1キロ13円。粗大ごみは1回9個まで、業者は許可業者82社から)、福岡市が10kgごと140円、札幌市が10kgにつき210円です(福岡で実家を片付けるなら|遺品整理のごみを一体で運べる「限定許可」は2社だけ。自分で運べば10kg140円、札幌で実家を片付けるなら|400リットルを超える家庭ごみの運搬を頼めるのは環境事業公社だけ。大型ごみは1回10個まで)。京都市はクリーンセンターへの持込みが100kgまで一律1,500円です(京都で実家を片付けるなら|クリーンセンターへの持込みは100kgまで1,500円。大型ごみは400〜2,400円)。神戸市は燃えるごみが10kgで80円です(神戸で実家を片付けるなら|遺品整理での持込みは「亡くなってから1年以内」。燃えるごみは10kg80円)。
自己搬入は、工場へ直接行くのではなく、先に区の環境事業所で受付をします。
- 受付… ごみが発生する区の環境事業所へ、ごみを車に積んだ状態で行きます。職員が積まれたごみを確認します
- 受付時間… 午前8時から正午と、午後1時から区ごとに決まった終了時刻まで(区と搬入先によって午後1時40分〜午後3時15分)
- 曜日… 月曜から金曜(祝日も可、年末年始を除く)。土曜・日曜は搬入できません
- 分別… 「可燃ごみ」と「不燃・粗大ごみ」は同時に運べません。徒歩や自転車での搬入もできません
- 搬入先… 可燃ごみは区ごとに猪子石工場・富田工場・鳴海工場、不燃ごみ・粗大ごみは大江破砕工場、破砕が難しいものや概ね180センチを超える長いものは愛岐処分場(岐阜県多治見市)
粗大ごみの処理手数料も、収集日が2026年10月1日以降の分から変わります。9月までは250円・500円・1,000円・1,500円の4段階でしたが、10月からは品目ごとの表になり、上は2,500円(食器棚で最大の辺が120センチ超、電子オルガン、モーター3個以上の電動ベッドなど)です。たんすは120センチ以下で1,500円、120センチ超で2,000円になります。
仏壇は、9月30日の収集分までの1,000円が、10月1日の収集分から2,000円になります。ほかの市と比べると、上置きの小さい仏壇でも2,000円なのは名古屋市だけです(仏壇を粗大ごみに出すといくら?|22市区を調べたら同じ仏壇で500円から2,000円。金額の決め方が5通りある)。
手数料納付券(シール)は250円券と500円券の2種類です。コンビニ(セブン-イレブン、ファミリーマート、ミニストップ)、スーパー、ドラッグストアなどの指定販売店か環境事業所で買います。原則として払い戻しできないので、申し込んでから買ってください。
粗大ごみの申し込みは、収集日の7日前(前の週の同じ曜日)が締め切りです。粗大ごみ受付センター(0120-758-530、携帯や県外からは052-950-2581)は午前9時から午後5時(土日・年末年始を除く、祝日は受付)。インターネットでも申し込めます。収集日当日の朝8時までに、指定された場所に出します(原則として各戸収集)。
注意:自己搬入の受付方法は、2027年1月ごろに変わる予定です。市がページで予告しています。
現金のみという点は、仙台市も同じです。仙台市では粗大ごみの手数料納付券を自己搬入に使えません(仙台で実家を片付けるなら|自分で運べるのは「本人または家族」のごみ。1トン1万5,000円、臨時ごみは収集1回1,000円)。
業者に頼むなら、「どこから頼めるか」で選ぶ
引越しや片付け、遺品整理で一度に大量に出るごみを、名古屋市は「一時多量ごみ」と呼んでいます。処理の方法は3つで、通常の収集に出す、自己搬入する、市の許可業者に依頼する、です。
許可業者に頼む場合、市は区ごとのリストを公開しています。このリストが実用的なのは、業者ごとに対応できる範囲が3段階で分かれているからです。
- 室内整理〜室内からの搬出〜運搬まで… 部屋の片付けから頼めます
- 室内からの搬出〜運搬まで… 分けるのは自分たち、運び出しからが業者です
- ごみ置き場からの運搬のみ… 集積所まで出すのは自分たちです
千種区のリストでは、室内整理から頼める業者が7社、ごみ置き場からの運搬だけなら8社が載っています。リストには、対応曜日、作業時間帯、依頼から対応までの期間(当日〜、3日後〜、1週間後〜など)、「現地で見積り」「少量不可」といった条件も書かれています。見積もりを取る前に、この表で「自分がどこから頼みたいか」を決めておくと、話が早く進みます。
依頼するときは、「一時多量ごみ等処理申込書」(第8号様式)を許可業者に提出します。申込書には、申込者の氏名・住所、ごみの排出場所、収集日、収集運搬業者、遺品整理・片付け業者、ごみの品目(可燃ごみ何袋、不燃ごみ何袋、粗大ごみ何点)、申込理由を書きます。収集運搬業者と片付け業者の欄が分かれているのが要点です。片付けを頼む相手と、ごみを運ぶ許可業者が別でもよい、という前提になっています。
市の許可のない業者には頼まないでください。名古屋市は「市の許可業者が粗大ごみなどの巡回回収をすることはありません」と明記し、古物商や産業廃棄物収集運搬業の許可では家庭ごみを回収できないとしています。無許可の業者を見かけたら環境局廃棄物指導課(052-972-2683)へ情報提供を、としています。
見積書で確かめる項目と、トラブルの事例は不用品回収の業者はどう選ぶ?|許可の確かめ方、相場の実額、「定額」「詰め放題」の落とし穴に、遺品整理として頼む場合は遺品整理の業者はどう選ぶ?ランキングより先に見る許可と書面に書きました。

どこに頼むか、3つの質問
- 近所から苦情は出ておらず、家の中を歩けるか。そうでなければ、先に市に相談します
- 自分で車に積んで運ぶのは難しいか。運べるなら自己搬入(10kgごと270円、区の環境事業所で受付)です
- 量が多い、または粗大ごみの申し込み(収集日の7日前まで)では間に合わないか。間に合うなら粗大ごみを申し込みます
3つとも当てはまるなら、区別のリストから許可業者を選んで見積もりを取ります。そのとき、対応区分(室内整理から/搬出から/運搬のみ)を先に決めておきます。
ごみ屋敷の状態なら、条例にもとづく窓口へ
名古屋市は、平成30年4月から「名古屋市住居の堆積物による不良な状態の解消に関する条例」を施行しています。
- 条例の対象… 現に人が住んでいる住居やその敷地などに物を堆積・放置し、ねずみや害虫・悪臭の発生、火災のおそれ、道路の通行障害など、周辺の生活環境に著しい支障が生じている状態
- 市民の責務… 居住する建物等を不良な状態にしてはいけない。所有者・管理者は、居住者と協力して不良な状態にならないよう努める
- 対応の考え方… 市は「堆積した物品等を撤去するだけでなく、居住者の抱えている課題に応じた適切な支援を行い、その課題を解決することが必要」としています。働きかけを再三行っても応じない場合には、市が解消のための措置を行います
問い合わせ先は、環境局事業部作業課の住居の不良堆積物対策の推進担当(052-972-2288)です。ごみ屋敷の片付けが、なぜ業者より先に自治体なのかは実家がごみ屋敷になっていたら|業者より先に、自治体に相談する理由に書きました。
捨てる前に、リユースに回せるか
名古屋市は、リユースの事業者と連携しています。「ジモティースポット名古屋」は西区・港区・守山区にあり、持ち込んだリユース品を処理手数料なしで引き取ります(土日祝も営業)。複数のリユースショップの買取価格を比較できる「おいくら」とも連携していて、大型家具の出張買取に対応しています。
手数料が上がる10月以降は、この差がさらに広がります。まだ使える家具や家電があるなら、粗大ごみに申し込む前に一度試す価値があります。ただし、引き取り手がつかない物は結局ごみとして出すので、期限がある片付けでは、並行して粗大ごみの申し込みを進めてください。
この記事の結論は、名古屋の片付けは「10月1日をまたぐかどうか」で段取りが変わる、です。2026年10月1日から、粗大ごみの対象は「容量45リットルの指定袋に入らないもの」になり、袋に入る物は通常の収集で出せるようになります。一方で、自己搬入は10kgごと200円から270円に上がり、粗大ごみの手数料も品目別の新しい額(上は2,500円)に変わります。だから、重い物を自分で運ぶなら9月中のほうが安く、30センチは超えるけれど袋に入る小物が多いなら10月以降のほうが安く済みます。そして業者に頼むなら、区別のリストで対応区分を確かめ、一時多量ごみ等処理申込書を出す。この段取りが、名古屋のやり方です。
「ぽいみつ」は、ゴミ屋敷清掃・空き家の片付け・不用品回収の見積もりを、1回の入力で最大5社に依頼できる無料の一括見積もりサービスです。名古屋市の実家なら、紹介された業者に「名古屋市の一般廃棄物収集運搬の許可があるか」「室内の片付けから頼めるか、運搬だけか」を、見積もりのときに聞いてください。
進める順番
- 通帳・権利証・契約書・写真など、残す物を家族で先に抜く
- 近所から苦情が出ているなら、先に市(052-972-2288)に相談する
- 量を数える。45リットルの指定袋に入る物が何袋分か、入らない物が何点か
- 急がないなら、10月以降の基準で分け直す。袋に入る物は通常の収集に回せます
- まだ使える家具・家電は、リユースに出せるか試す
- 自分で運べるなら、区の環境事業所で受付をして自己搬入する(10kgごと270円)
- 運べないなら、区別の許可業者リストから選び、対応区分を決めて見積もりを取る。依頼時は一時多量ごみ等処理申込書を出す
名古屋市とほかの11都市を並べた比較は実家の片付けは市でここまで違う|粗大ごみの線引きは30cmから90cmまで、1トンの手数料は5.7倍に書きました。粗大ごみの線引きも1トンの手数料も、市によって大きく違います。
片付けのあとに家を壊すなら、名古屋市やまわりの市の解体の補助が使えるかを先に確かめると段取りが組めます。愛知県38市の比較は愛知県の38市の空き家解体補助金を市ごとに比べた|36市に制度があり、上限は20万円の市が19。日進市は90万円、判定なしで使えるのは春日井市だけに書きました。
名古屋市の実家の片付けのこと、調べたので共有します。
- 2026年10月1日から、粗大ごみは「45リットルの指定袋に入らないもの」に変わります(9月までは30センチ角を超えるもの)。袋に入れば、ふつうの収集で出せます
- 自分で運ぶ場合は10kgごとに200円から270円に、粗大ごみの手数料も品目ごとの新料金(高いもので2,500円)に変わります
- 粗大ごみの申し込みは収集日の7日前までで、受付は0120-758-530です
- 業者に頼むなら、市のリストで「室内整理から」「搬出から」「運搬のみ」のどれを受けられるかを確かめます。回ってくる無許可の回収には頼みません
- 10月の前と後、どちらで片付けるか話せますか
よくある質問
2026年10月1日からです。粗大ごみの対象が「容量45リットルの指定袋に入らないもの」になります。2026年9月までは「30センチメートル角を超えるもの」でした。袋に入るものは可燃ごみ・不燃ごみ・プラスチック資源で出せますが、袋の口がしっかり結べない場合は粗大ごみです。かさ・ほうき・フライパンなど、袋に入らなくても粗大ごみにならない例外品もあります。
2026年9月収集分までは250円・500円・1,000円・1,500円の4段階です。収集日が10月1日以降の分からは品目別の新しい額になり、上は2,500円(最大の辺が120センチ超の食器棚、電子オルガン、モーター3個以上の電動ベッドなど)です。たんすは120センチ以下が1,500円、120センチ超が2,000円です。手数料納付券は250円券と500円券の2種類で、申し込んでから購入します。
10キログラムまでごとに200円で、2026年10月1日から270円になります。先にごみが発生する区の環境事業所で、ごみを車に積んだ状態で受付をします。受付は月曜から金曜(祝日も可)で、土日は搬入できません。可燃ごみと不燃・粗大ごみは同時に運べません。支払いは現金のみです。
市の許可業者かどうかと、どこから頼めるかです。市は区ごとの「一時多量ごみ等対応許可業者一覧」を公開していて、「室内整理から」「室内からの搬出から」「ごみ置き場からの運搬のみ」の3段階で載っています。依頼には一時多量ごみ等処理申込書が必要です。市は「市の許可業者が粗大ごみなどの巡回回収をすることはありません」としていて、古物商や産業廃棄物の許可では家庭ごみを回収できません。
環境局事業部作業課の住居の不良堆積物対策の推進担当(052-972-2288)です。名古屋市は平成30年4月から「住居の堆積物による不良な状態の解消に関する条例」を施行しています。市は、物を撤去するだけでなく居住者の課題に応じた支援が必要だとしたうえで、再三の働きかけに応じない場合には解消のための措置を行うとしています。
出典
- 名古屋市「令和8年10月から、粗大ごみの対象が変わります」(2026年9月4日更新)
- 名古屋市「粗大ごみ処理手数料の例」(2026年7月31日更新)、同「粗大ごみ受付センターへ電話で申し込む場合」(2026年7月6日更新)
- 名古屋市「ご自分で処理施設に搬入する場合(自己搬入)」(2026年9月15日更新)
- 名古屋市「引越しや片付け、遺品整理などで一度に大量に出るごみ(一時多量ごみ)の処理」(2025年10月17日更新)、同「一時多量ごみ等対応許可業者一覧」「一時多量ごみ等処理申込書(第8号様式)」
- 名古屋市「無許可業者には粗大ごみなどの処分を頼まないでください」(2025年10月17日更新)
- 名古屋市「名古屋市住居の堆積物による不良な状態の解消に関する条例」(2025年10月16日更新)

