相模原で親のお墓を探すなら|市営の合葬墓は1.2倍で入りやすい。ただし墓じまいで移す遺骨は申し込めない
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相模原市で親の遺骨の納め先を探すなら、まず候補になるのが市営の峰山霊園です。峰山霊園の樹林型の合葬式墓所は、令和7年度の倍率が1.20倍でした。一般墓所が6倍から12倍だったのと比べると、入りやすい墓です。ただし、申し込める人には大きな条件があります。ほかの墓に入っている遺骨を、墓じまいして移すための申込みはできません。この記事は、相模原市の募集案内と市営墓地基本計画から、誰が申し込めるか、いくらかかるかを整理します。
- 峰山霊園の樹林型合葬式墓所は1体9万2,000円で、管理料はかかりません。令和7年度の倍率は1.20倍でした
- 申し込めるのは相模原市に住む人で、遺骨を自宅や寺院に仮に置いている場合だけです。改葬や分骨での申込みはできません
- 20年は骨つぼのまま埋蔵され、その後に合葬されます。募集は毎年9月の郵送だけです

隣の川崎市・横浜市は川崎で親のお墓を探すなら|市営の合葬型は遺骨ありで2倍以下、生前2体は17.7倍。市営墓地から移すなら随時・3万550円と横浜で親のお墓を探すなら|市営の新設墓園と納骨堂の募集数・使用料・申込資格に書きました。
相模原市営の霊園は2か所。墓石の要らない型は峰山霊園の合葬式
相模原市の市営霊園は2か所です。市営の納骨堂はありません。
- 峰山霊園(南区磯部)… 平成2年開設。普通墓所・芝生墓所・墓石付芝生墓所・合葬式墓所
- 柴胡が原霊園(中央区南橋本)… 普通墓所だけ。令和8年度は公募をしない
墓石を建てずに遺骨を納められるのは、峰山霊園の合葬式墓所だけです。慰霊碑型と樹林型の2つがあり、樹林型はシンボルツリーを墓標にする形です。「樹木葬 相模原」で探して出てくる施設のうち、市営なのはこの樹林型です。
峰山霊園の墓所の費用は次のとおりです。
- 樹林型合葬式墓所… 1体用9万2,000円、2体用18万4,000円。管理料なし
- 墓石付芝生墓所(2.5㎡)… 10年ごとに18万9,000円(更新できる)。管理料は年4,500円
- 芝生墓所・普通墓所… 2.5㎡で44万5,000円、4㎡で60万6,000円。管理料は年4,500円か6,500円。墓石は別に建てる
管理料は、4月1日の時点で市外に住民登録がある人は5割増しになります。
合葬式は1.2倍、一般墓所は6倍から12倍
峰山霊園の公募は、申込みが多ければ公開抽選です。令和6年度と令和7年度の倍率を並べました。

合葬式墓所は2年とも1.4倍以下で、申し込めば多くの人が入れています。一方で、墓石を建てる墓所は6倍から12倍と、狭き門です。
市の市営墓地基本計画(令和6年3月改定)によると、新たにお墓が必要な世帯のうち合葬式墓所を希望する人は、平成25年度の5.3%から令和4年度の33.9%に増えました。市はこれを受けて、一般墓所の新しい整備を止め、樹林型の合葬式墓所を新たに2,500区画(5,000体分)整備するとしています。今ある樹林型は令和7年度に満量になる見込みで、慰霊碑型は令和2年度に満量になり、公募の再開は令和13年度からの予定です。
申し込めるのは、相模原市に住む人だけ
合葬式墓所に申し込める人の条件は、令和7年度の募集のしおりで次のとおりでした。
- 前の年の9月1日より前から相模原市に住民登録があり、それ以後も市内に住んでいる
- 埋蔵する墓地がなく、遺骨を自宅や寺院などに仮に置いている(許可を受けた納骨堂に収蔵している場合も可)
- 埋蔵できるのは、配偶者、直系の血族などの遺骨
申込みの資格は「申し込む人」の住所で決まります。親が相模原市に住んでいても、子が市外に住んでいれば申し込めません。親の遺骨を相模原市営に納めたいなら、相模原市に住む家族が申込者になる必要があります。
京都市・大阪市・神戸市・岡山市などは、亡くなった人が市民だったかで判断します。都市ごとの違いは公営の合葬墓を20都市で比べた|1体9,100円から16万円。市外に住む子が申し込めるかは、東と西で分かれたにまとめました。首都圏の6都市はすべて、相模原市と同じく申し込む人の住所で決めています。
ほかの墓からの改葬では、申し込めない
相模原市営の合葬式墓所で、実家じまいの家族がいちばん気をつけたいのがここです。募集のしおりは、こう書いています。
「他墓地に埋蔵中の焼骨の改葬を目的とした申込みはできません。」
今あるお墓を墓じまいして、その遺骨を峰山霊園の合葬式墓所に移す、という使い方はできないということです。分骨での申込みもできません。ほかの墓から取り出して自宅に置いた遺骨も、申込みの対象になりません。
このため、相模原市で墓じまいをする場合、遺骨の移し先は民間の霊園や寺院、または移し先の市が改葬を受け付けている公営墓地になります。墓じまいする人に別枠を用意している都市は墓じまいする人には、公営の合葬に別枠がある|抽選なし・半額・2体目から安く。14都市を調べたで比べました。
反対に、親が亡くなって、まだ遺骨を自宅に置いている状態なら、峰山霊園の合葬式墓所はとても入りやすい選択肢です。墓石付芝生墓所のしおりも、この墓所を「将来、合葬式墓所等への改葬をお考えの方向け」と説明しています。

樹林型は、20年は骨つぼのまま
樹林型の合葬式墓所は、最初から合葬する形ではありません。市の利用案内は「許可日から20年間は骨壷で埋蔵し、その後は合葬」としています。
- 埋蔵された遺骨と骨つぼは、原則として返してもらえない
- 埋蔵室・合葬室には入れない
- 使用料は原則として戻らない。使わないまま2年以内に返せば半額が戻る
20年の間は骨つぼのまま置かれますが、取り出せるわけではありません。ほかの墓に移す可能性があるなら、申し込む前に家族で話しておく必要があります。
募集は毎年9月の郵送だけ
令和8年度の公募は、次の日程でした。
- 申込み… 9月1日から30日まで、郵送だけ(消印有効)
- 抽選… 10月23日(予定)
- 使用開始… 12月1日(予定)
- 募集… 樹林型合葬式墓所の1体用70区画・2体用160区画、芝生墓所40区画
申込みは窓口では受け付けず、1つの世帯から2通以上申し込むとすべて無効になります。令和8年度の受付はすでに終わっているので、次は令和9年度の9月です。
相模原市営墓地を墓じまいするとき
峰山霊園の墓を返すときは、次の順に進めます。
- 公園課で埋蔵等の証明を受ける(手数料300円)
- 区民課などで改葬許可を受ける
- 峰山霊園の管理事務所で遺骨の持ち出しを届け出る
- 移し先に遺骨を納める
- 墓石などを撤去する(工事の承認申請と完了届が要る)
- 公園課に返還届と墓所使用許可証の原本を出す(郵送可)
撤去の費用は使用者の負担です。ただし、市が設置したカロート(納骨室)は撤去しません。3月末までに返還届が届けば、翌年度の管理料はかかりません。一般墓所の使用料は戻りません。
峰山霊園・柴胡が原霊園の墓を返すときは、墓石などの撤去が使用者の負担です。市が設置したカロートは残すなど、霊園の決まりに沿った工事が必要です。現地を見てもらったうえで、複数の石材店の見積もりを比べてください。見積もりを取っても契約の義務はありません。
改葬許可の流れ全体は墓じまいの手続きはどこへ出す?改葬許可の流れと必要書類にまとめています。
相模原市は、墓じまいが政令市で最も少ない
国の統計(厚生労働省の衛生行政報告例、令和6年度)で見ると、相模原市の改葬は177件で、火葬100件あたり2.1件です。政令市20市の中で最も少ない数字です。全国は10.6件、隣の川崎市は13.2件でした。
相模原市の墓地は4,898か所あり、そのうち4,714か所が個人の墓地です。納骨堂は7施設で、すべて宗教法人の経営です。全国の改葬の数字は墓じまい(改葬)は2024年度に17万6,105件|都道府県別に見ると、多いのは「お墓が出ていく県」だったに書きました。
ほかの都市の公営の合葬墓と、料金・申込資格・抽選か随時かを比べるなら、公営の合葬墓を20都市で比べた|1体9,100円から16万円。市外に住む子が申し込めるかは、東と西で分かれたに20都市を並べました。
進める順番
- 申し込む人が相模原市に住んでいるか、遺骨がほかの墓に入っていないかを確かめる
- 遺骨を自宅や寺院に置いているなら、峰山霊園の合葬式墓所(樹林型)を候補にする
- 墓じまいして移すなら、民間の霊園か、改葬を受け付ける移し先を探す
- 市営に申し込むなら、毎年9月の郵送の公募に申し込む(次は令和9年度)
- 今の墓を返すなら、撤去の見積もりを取ってから手続きする
相模原市営のお墓のこと、調べたので共有します。
- 峰山霊園の樹林型の合葬墓は1体9万2,000円で、去年の倍率は1.2倍くらいだったそうです
- 申し込めるのは相模原市に住んでいる人で、遺骨を自宅やお寺に仮に置いている場合だけです
- 今あるお墓を墓じまいして、その遺骨を移すための申込みはできません
- 申込みは毎年9月の郵送だけで、今年の分はもう締め切られています
- 今の遺骨をどうするか、一度話し合えますか
よくある質問
峰山霊園に樹林型の合葬式墓所があります。シンボルツリーを墓標にする形で、1体用9万2,000円、2体用18万4,000円、管理料はかかりません。許可から20年は骨つぼのまま埋蔵され、その後に合葬されます。
移せません。募集のしおりは「他墓地に埋蔵中の焼骨の改葬を目的とした申込みはできません」と書いています。分骨での申込みもできません。申し込めるのは、遺骨を自宅や寺院などに仮に置いている場合です。
申し込めません。申し込む人が相模原市に住民登録をしていて、市内に住み続けていることが条件です。親が相模原市に住んでいても、子が市外なら申込者になれません。
令和7年度は1体用1.20倍、2体用1.27倍でした。令和6年度も1.40倍と1.42倍で、一般墓所の6倍から12倍と比べると入りやすくなっています。
出典
- 相模原市「峰山霊園」「柴胡が原霊園」「令和8年度 市営墓地の公募」、令和7年度 公募のしおり
- 相模原市「市営墓地公募の応募状況」令和5〜7年度
- 相模原市「合葬式墓所利用案内」「一般墓所利用案内」、指定管理者「他墓所への改葬手続きの流れ」
- 相模原市「相模原市市営墓地基本計画(改定版)」(令和6年3月)
- 厚生労働省「衛生行政報告例」令和6年度(墓地・納骨堂数、火葬数、改葬件数)

